
伊豆・湘南地域で地産地消の農産加工品開発・販売を手掛ける温まる合間には、4月20日(月)から、伊豆産の甘夏と国産生姜を掛け合わせた「甘夏ジンジャエール(炭酸入り)」を、丸高名産店(熱海駅前 平和通り商店街内)、伊豆高原ビール 本店(伊東市)、Merienda(熱海市)と自社オンラインストアで販売開始した。今後、静岡県内の道の駅・土産物店など、順次販売店を拡充していく予定だという。
「加工用甘夏」が年間3tも廃棄に
一般に、青果市場の流通規格に合わず規格外となった果実の多くは、加工用としてジュースやジャム、缶詰などに活用される。

JAふじ伊豆の熱海・伊東地区では、紅甘夏、甘夏、サンフルーツ、紅サンフルーツという4つの品種の甘夏が栽培されており、年間約15tが青果用として出荷されている一方で、規格外となった「加工用甘夏」の活用方法が見つけられず、熱海・伊東両地区だけでも、推定で3t以上の甘夏が未活用のまま廃棄されるなどしていたという。
こうした状況から、JAふじ伊豆より相談を受けた温まる合間には、2025年、「加工用甘夏」を約1t仕入れた。今年は、収穫期を迎えた4月より約3tを目標に仕入れを行っている。豊かな伊豆の農産物を無駄にしたくないという思いが、今回の商品開発の出発点になっているという。
甘夏と生姜の組み合わせに着目

温まる合間にでは、「加工用甘夏」の活用方法を模索する中で、生姜との組み合わせに着目。甘夏と生姜が互いを引き立て合う新発想の「甘夏ジンジャエール(炭酸入り)」を開発した。
今年の販売目標は1万本。これにより、これまで未活用だった「加工用甘夏」約3tの消費に貢献し、熱海・伊東地区の甘夏の総活用量は、従来比約2割増となる。
新感覚の炭酸飲料が新たな伊豆のご当地ドリンクに

「甘夏ジンジャエール(炭酸入り)」は、甘夏独特のさわやかな甘みや香りと国産生姜のシャープな辛味がマッチし、甘いだけのジュースでは物足りない大人も楽しめる、ノンアルコールカクテルのような味わい。

一般的なご当地サイダー(炭酸飲料)の果汁比率が1〜3%程度であるのに対し、「甘夏ジンジャエール」は甘夏果汁を10%使用している。これにより、伊豆産甘夏のさわやかな風味と香りをたっぷり感じることができる。

また、ジンジャエールに欠かせない生姜は、シャープな辛みが際立つ国産素材を厳選。砂糖は、北海道産甜菜糖と鹿児島県産サトウキビ粗糖の2種類をブレンドし、甘夏の味わいを生かして、美味しさを引き出す配合にこだわっている。
さらに、原材料の味わいを活かすために、香料・着色料・甘味料などの不要な素材は入れていない。素材そのもののおいしさを引き出した、本物の味わいを楽しむことができる。
伊豆産レモンを使用したドリンクも販売中

温まる合間にでは、2024年3月より「伊豆レモネード(炭酸入り)」を販売している。同商品は、国産レモン発祥の地とされる熱海をはじめ、伊東・沼津などの伊豆産レモンを使用。レモンの味わいをしっかり味わえるよう、果汁を贅沢に7%使用している。
累計販売本数は4万本に達し、伊豆のご当地商品として地元の人々や観光客に好評だそう。こちらも伊豆産レモンと、鹿児島県産サトウキビ粗糖のみで味付けをした、こだわりの製品となっている。
温まる合間にの取り組み
温まる合間には、静岡県熱海市を拠点に、伊豆・湘南地域の農産物を使った地産地消の農産加工品の開発・販売を行う食品メーカー。地元農家と連携し、素材の特性に合わせた小・中規模ロットでの加工を行っている。
素材の味を活かした無添加を基本とするシンプルな商品づくりを大切にしており、商品を通して地域の魅力を伝え、地域農業と向き合いながら、持続可能なものづくりを目指している。

JAふじ伊豆の未活用だった「加工用甘夏」を活かして開発された「甘夏ジンジャエール(炭酸入り)」や、伊豆産レモンを使った「伊豆レモネード(炭酸入り)」を味わってみては。
■甘夏ジンジャエール(炭酸入り)
内容量:340ml
参考価格:500円(税込)
原材料名:甘夏(伊豆産)、砂糖、生姜汁(国産生姜)/炭酸
賞味期限:製造後1年
販売先:丸高名産店(静岡県熱海市田原本町4-1)、伊豆高原ビール 本店(静岡県伊東市富戸1103-21)、Merienda(静岡県熱海市田原本町3−22)
温まる合間に オンラインストア:https://atatama.shopselect.net
(yukari)